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林崎洋大情報ブログ
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 *写真が多いので、見たい方はこちらから記事を読んで下さい



 2010年も残す所、後僅か。

 今年も一年、ジムから、選手から一枚一枚チケットを買って応援して下さった皆様。

 ジム、選手をサポートして下さったスポンサーの皆様、ジムを支援して下さった企業の方々、本当にお世話になりました。有り難うございました。

 今年は八王子中屋ジムにとって飛躍の年になりました。

 ということで具体的に誰が飛躍したのか!?今年もやってみます!『2010年度 八王子中屋ボクシングジム大賞』

 ちなみに去年はこんな感じでした。

  2009年度 八王子中屋ボクシングジム大賞!!



 ■■■MVP:東洋太平洋&日本スーパーウェルター級王者 チャーリー太田■■■


(2年連続!対戦相手、成長とやはりチャーリーはすごかった!)
 
 *次点:荒川仁人(日本タイトル獲得、初防衛)淵上誠(3度目の挑戦で日本タイトル獲得)


 タイトル獲得、成長、試合内容、相手の質、やはりMVPは今年もチャーリーとなりました!

 荒川さんも、誠もその価値は十分にありました、が、やはり相手の質や、成長速度などトータル的なものを見て、この2冠王者は誰より特別な1年、特別な人生を過ごしていたと思います。

 思えば今年の3月、2冠王者の柴田選手に大逆転でタイトルを奪取してから、チャーリーは難敵を迎える中、見事自分の成長に繋げていきました。

 今年7月に行われた東洋太平洋タイトル初防衛戦ではアマ戦績170勝、プロで無敗のキング・デビッドソン相手に初回、ダウンを喫するもその後は試合をコントロール。強者相手に完璧な勝利をもぎ取りました。

 そして今年9月に行われた湯場選手との激闘。やはり今年、MVPはチャーリーです!

 僅か5年近くのキャリアで日本の、アジアの王者となり、世界ランカーとなったチャーリー。その結果、成長は驚かされますが、その分だけの努力あってのことだということをジムのミンナは知っています。

 更なる高みへ、チャーリーがまた来年もやってくれるでしょう!



 ■■■敢闘賞:日本ミドル級王者 淵上誠■■■



(3度目の正直!頑張り続けた分だけのものが返ってきた!)

 *次点:丸山伸雄(ランク獲得、ランカーとの激戦、そしてランカーとしての存在感)


 敢闘賞は今年10月にとうとう3度目の挑戦にして、敵地にて見事、日本ミドル級を獲得した淵上誠選手です。

 去年の日本タイトルマッチの敗戦から2連続KO勝利で復帰した誠、今年も早々に日本ランク1位に返り咲きました。

 その中であえて行った同級2位の岳たかはし選手との挑戦者決定戦、誠は2回にダウンを奪われるピンチも、その後は自分のペースを取り戻してタフな岳選手を倒す寸前まで持ち込んでの判定勝利を収めました。

 そしてご存知の通り、完勝で、実力でもぎ取ったタイトル獲得。1年遅れのすべきだった祝杯です!



 ■■■技能賞:日本ライト級王者 荒川仁人■■■


(他の追随を許さない!表面的、内面的リングの上でのその技術!)

 今年も、おそらく来年も、、

 技能賞に限ってはぶっちぎりで荒川さんの受賞と今年もなりました!

 4月に行われた日本タイトル挑戦では、キャリア初のダウンを初回に奪われる驚きの展開、しかしその後はインにアウトに多彩な攻防を見せ判定で見事に日本タイトルを獲得。

 続く9月、初防衛戦とは思えない程の冷静さで5回TKOでベルトを守りました。

 その上質のボクシング技術と競技の理解力。どうやらようやく周囲や観客にも彼の細かすぎ、、持ち味が伝わり始めたようです。

 対戦相手の質や、その舞台さえあれば十分にMVPの価値がある一年だったと思いますが、あるいは今年、荒川さんに取っては来年の更なる飛躍への足下固めだったのかもしれません。来年1月8日の2度目の防衛戦ではその真価が垣間みることが出来る試合となるでしょう。

 それでも!ジム頭として常にリードしてくれていた荒川さん、彼のタイトル獲得はおめでとう、以上に、ありがとう!だったと感じます。今、彼のその意識に全選手が呼応するよう頑張っているジムは、来年も良い雰囲気となりそうですよ!

 荒川さん、ありがとー!でもMVPはチャー、、



 ■■■新鋭賞:該当者無し■■■

 残念ですが、今年の新鋭賞は該当者おりませんでした、、、

 その可能性を持っていた選手達は今年も沢山おりました、が、結果としてはついてこなかったです。

 やはり満遍なく、皆に与えるような賞では価値はそれほどのものではないのではないでしょうか。その賞に値する実力、実績を得て初めて賞というものの意味と価値が出るものだと思うんですよ。まぁ、小さなジム内での賞だから、そんなに重苦しい事言う必要はないんですけどね!

 ただ今年は、この賞が一番悩む事になるかもしれないと思っておりました。それくらい可能性ある選手達がいましたよ。改めて、強さを勝利に結びつける事の難しさを再確認した次第です。

 来年はまた勝利をめざし、皆、がんばろう!



 ■■■KO賞;該当者無し■■■

 上記の新鋭賞と同じ理由にて、こちらも該当者はおりません。豪快なものや、テクニカルなもの、努力の末のもの、才能あふれるもの等など、様々なノックアウトを今年も八王子中屋拳士達は演出してきておりました。

 しかしやはり、この賞は年内全KO勝利が最低限の対象にしたい。しかし1勝1KOってのはちょっ、、

 だからこそ、来年はそれにふさわしい選手達が続出する事を願って止みません。誰に対して書いているか、分かりますよね、皆!もちろん全選手にですよ、全員!誠も、丸もここにきてなぎ倒し続けているじゃないですか!誰にだって出来る、みんな頑張って!それに早く倒した方が楽で、、

 来年は倒す力にも注目です!あるいは倒され、、



 ■■■MIP(最も成長した選手):日本ライト級10位 丸山伸雄■■■


(一人のA級ボクサーからランカーへ、そして)

 *次点;チャーリー太田、淵上誠の成長&結果

 年間でもっとも成長した選手に送る賞、MIP(Most Improved Player)、今年、最も該当者が多かったように感じるこの賞は、日本ランカーにとうとうなった丸山伸雄選手です。

 丸の2010年は1月のお正月内に決まったランカーへの再挑戦でした。そして迎えた3月、熊野和義選手が持つ日本ランクへの挑戦試合で丸は攻め続ける中で見事5回TKOにより勝利を収めました!

 そして丸は日本タイトル挑戦権トーナメント『最強後楽園』へ参加する事を決意し、その準決勝では大方の予想を覆すような試合を展開するも、今度の荒川さんの相手中森宏選手に1−2の判定により、惜しくも破れました。

 しかし、その試合でランカーとしての自信を得たであろう丸は、今年八王子中屋にとっての最終試合で圧巻の2回TKO勝利。丸はランカーとしての実力を携えたのです。

 一歩一歩、確実に何かを掴んできた丸が、今年はとうとう大きな結果を出してくれました!彼程、静かに、僅かづつ、しかし確実に、一戦、一戦成長して行った選手は他にいません!

 そして、そんな丸の来年は勝負の年となるでしょう。それは数少ないボクサー達だけが挑める上へのレベルでの戦いです。どうか皆さん、丸に変わらぬ応援宜しくお願い致します!



 ■■■年間最高ラウンド;淵上誠VS鈴木哲也(進光)第6ラウンド 10月3日 日本ミドル級タイトルマッチ 大阪、IMPホール■■■


(今年一番感動した瞬間、それは誠のタイトル獲得!写真:こんどうさん)

 *次点:荒川さん&チャーリーの初回ダウン

 これに関しては、誠で決まりです。決して今年だけではありません、去年からの、いや初挑戦からの雪辱を見事果たした瞬間でした!

 10月3日、敵地大阪、相手は2度目の挑戦となる日本ミドル級王者、鈴木哲也選手。2回に左でダウンを奪うと、その後も前に前に、そして確実に試合を組み立て、1秒の隙も誠は見せませんでした。そして迎えた第6ラウンド、相手がひるだところで、連打、連打そしてまた連打、あの連打には誠の全てが込められていました。

 そうしてレフェリーが相手を抱きかかえた瞬間、誠がとうとう日本王者となったのです。

 あの勝利は彼のみの力にあらず。敵地にも拘らず、駆けつけた沢山の仲間の声も彼を後押ししたのだと思います。

 またそれをさせるのは、誠の普段、周りと接する努力が形となったのだとも言えました。そして迎える2月14日の初防衛戦、誠はより大きな歓声に迎え入れられる事でしょう、そんなとき、誠が緊張し、、また最高の試合を見せてくれるはずです!


 ■■■年間最高試合;チャーリー太田VS湯場忠志(都レオスポーツ) 9月4日 東洋太平洋&日本スーパーウェルター級タイトルマッチ 後楽園ホール■■■


(選手の成長!観客の熱狂!誰もが楽しみ熱くなれたこの一戦!写真:こんどうさん)

 *次点:チャーリーVSキング・デビッドソン戦

 そして八王子中屋ジム年間最高試合は、、これはチャーリーVS湯場戦しかないでしょう!

 次点のチャーリーVSキング・デビッドソン戦も、レベル的には今年のジムで最高のものでした。あの無敗の世界ランカーと逃げずに一戦を交えた後だからこそ、チャーリーは今の実力を手に入れたこともみのがせないことです。しかし、やはりお客さんあってのプロ。より熱狂の渦に巻き込んだのはこのWタイトルマッチでした!
 
 その湯場選手との試合では、ボクシングの質、エンターテイメント性、何より戦っている二人のミックスアップするその姿、全てにおいてチャーリーと湯場選手は最高のものを見せてくれました!あるいはこの賞はチャーリーと湯場選手、二人のものかもしれません。二人とも最高の試合を有り難う!

 そして注目は!果たして、このパート2は行われるのか!?

 その答えは1月8日、後楽園ホールにて出されます!

 チャーリー、そして湯場選手、あのタイトルマッチを経て、どのような試合を展開するのか!?共に今度の試合をしっかりと勝つ抜く事が出来るのか!?注目です!ネットでのチケット販売終了まで後少しですよー!

 皆さん来年も熱い試合の数々をどうかご期待下さい!

 
 ■■■■■■

 と、いうことで今年も色々とありました。

 タイトルを獲得した3人は内容、結果、共に最高のものをジムにもたらしてくれました。

 またそれに続くランカー達も確実にその実力を固め、それに続けと、他の選手達も内容の濃い勝利と敗北を経験しました。

 更に今年の最後には3人のプロが誕生(もう一人、君も待ってるぞ!)!更なる盛り上がりの中、来年はこの賞がより選択が困難に、カラフルになってくれることを期待します!まぁ、続けばのはな、、

 選手の皆、1年間お疲れさまでした!

 来年も一丁、宜しく頼みます!


 
 
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 皆さん八王子中屋ジム制作の来年、2011年度の特製カレンダーが完成致しました!

 思えばジムにとって今年は色々とありました。

 3月にチャーリー太田選手がチャンピオンカーニバルの中で挑んだ日本そして東洋太平洋のスーパーウェルター級タイトルを獲得したのを始めに、続く4月には荒川仁人選手が日本ライト級王者となり、10月には3度目の挑戦で淵上誠選手がとうとう日本ミドル級王者となりました。

 丸山伸雄選手が試合に勝って日本ランカーとなり、昨年の全日本新人王、野崎雅光選手もランキングを確実に上げておりました。

 トップの選手達だけでなくルーキー達やベテラン達も勝利あり、敗北ありと真剣勝負の中で揉まれておりました。

 そうした選手達の1年の頑張りを表現し、また新年に向けて爆発するような更なる活躍を願って、今回も力の入った2011年度版のカレンダーを制作いたしました!



 大きい画像はこちらから。


 どうですか、皆さん!チャンピオン達を中心に、各選手が元気いっぱいにボクシングするその姿!来年の爆発する姿が目に浮かぶようです!

 このカレンダーを制作するにあたり、様々な方々のご協力がありました。

 写真を撮影して下さった渡辺さん、広末さん、こんどうさん、本当にありがとうございました。彼等が撮影してくれた沢山の写真がなければ、到底このようなカレンダーを制作する事はできませんでした。1年を通じてこんなに写真を撮影してくれる人達がいるなんて、本当に幸せな事です!本当に幸せな事なんだぞー、選手のみんなー!

 写真は選手達にプロとしての誇りと、それを残してくれる大切な証であり、また撮っている方にとっても大切な作品なのだと改めて感じております、写真家の皆さん、本当に有り難うございました!

 そうして制作を行なった編集の力が加わり完成したこのカレンダー、いろんな人達の協力があり、様々な思いを詰められて完成しました。

 しかし!

 やはりそれもこれも、全ては選手達が何より本当に頑張っているからです!

 選手が頑張っていてくれるからこそ、それを支えたいと思う人、形に収めたいと思う人、文などにして周りに伝えたいと思う人、色んな人達が選手を様々な形で応援するのです!

 だから共に頑張れる、これからもお互い感謝の気持ちを忘れずに!

 来年も頑張りましょう!



(まぁ、間違えている部分もあった訳ですが(またか、、)、、、*データの方は直しました。)

 次の一年、八王子中屋はCALENDARではなくCALENDERです!来年も宜しくお願い致します!



★☆2011年八王子中屋ジム特製カレンダー(2枚)を、抽選で3名の方にプレゼントします!! ☆★

申込み方法
n@box.email.ne.jpまでメールでご応募下さい。
メールには「2011年カレンダー希望」と書いて下さい。
当選された方にはメールでお知らせしますので、その際お名前・ご住所などをお聞きします。

締め切り
2012年12月26日(日)

(マリオとルイージっぽいな、なんか)

 来週25日(月)にいよいよデビューする林崎智嘉志選手、先日はジムにて兄の林崎洋大選手と共にサンドバッグを殴っておりました。

 チカシ君が八王子中屋に入会したのが約4年前のこと、その頃は既に兄の洋大君がデビュー戦を勝利していました。

 兄の存在がジムに通うきっかけになった事はたしかなようです。チカシ君が語る兄との関係は、「ごく普通ですよ。」とのこと。特別な関係です、とでも言われたらどう対処すれば良いのか分らない所でしたよ。

 2人の特徴は兄が才能あふれる連打を得意とするボクサーなら、弟は切れのある動きとパンチを打つボクサーと言えるかもしれません。この兄弟、本当にセンスがあるんですよ。

 兄者も今年は再びエンジンがかかってきたようで、復帰戦もそろそろ視野に入れて欲しいですね。

 そう遠くない未来に林崎ブラザースのそろい踏みが見たいものです。

 その為にもチカシ君にはまず第一歩を、兄者にはまた再び一歩を、期待したいと思います。

 頑張れスーパー林崎ブラザーズ!


 *諸国漫遊記

 アンリおとがめ無し、そのときアイリッシュは、、 Dublin,Ireland(1/19UP)

 マイノリティの目線 Wurzburg,Germany(1/20UP)

 
 2009年も残す所、後僅かとなりました。

 この一年、ジムの選手から一枚一枚チケットを買って応援して下さった皆様。

 選手をサポートして下さったスポンサーの皆様や、ジムを支援して下さった企業の方々、本当にお世話になりました。有り難うございました。

 皆様にも色々な事があったと思います。八王子中屋ジムも選手達が頑張っておりました。

 ということで、勝手ではあるのですが、個人的に独断で思考した『2009年度 八王子中屋ボクシングジム大賞!』を発表させて頂きたいと思います。どうぞ自分の考えとともにご覧下さい!
 
 なお受賞した選手には、今回の選考人であるジムプロモ(名ばかりだけどね)から(雀の涙、にも見たない程の)金一封もありますよ、楽しみにしないで待っていて下さいね!

 ■■■MVP;チャーリー太田■■■


(今年の君は強かった、来年は更に上に登ってくれ、チャーリー!)
 
 *次点:淵上誠(日本タイトル疑惑の判定敗北、その後の2連続KO勝利)

 3戦中その全てをKOで勝利し、日本タイトル挑戦権獲得マッチ『最強後楽園』ではMVPで優勝したチャーリー太田選手。今年、結果そして内容と、ジム内で一番のものを見せてくれたのが彼ではないでしょうか。
 固かった守りに力強い攻撃が加わり、圧倒的な試合運びを見せたチャーリー。今年はウェイトコントロールにも向上を見せました。チャーリー太田と改名もあり、そのスポンサー凌南運輸の太田社長のサポートも彼のレベルアップに繋がっています。2人が親密になる事で、日本語の上達はボクシング以上だったのでは。
 総合的に見て今年最もジムを盛り上げた選手だったと言える彼、チャーリー太田が2009年度の八王子中屋ジムMVPとなりました。


 ■■■敢闘賞; 野崎 雅光■■■


(1年に渡ってトーナメントで戦い続けたまさ、新人王おめでとう!)

 *次点:丸山 伸雄(ランカー相手に分の良いドロー、その後のジムワーク)

 今年、八王子中屋最後の試合を締めくくり、見事全日本新人王に輝いた野崎 雅光選手が敢闘賞となりました。
 全て新人王戦での試合となり6戦6勝3KOは今年、ジム内で最多。
 キャリア初期の2連敗からの復活、コンディションの厳しかった時期なども、今までの経験、強い心で乗り切りました。その心意気は既に新人王のレベルではなかったと今でも感じる次第です。
 トーナメント故に短いスパンで行われる試合を、結果でしっかりと答えたことが敢闘賞に値するものだったのではないでしょうか。
 日本ランクにも入り、来年は新たなステージに挑むまさ、更なる飛躍が期待されます。


 ■■■技能賞;荒川仁人■■■


(まさか、相手に謝らせるテクニックまで持っていたとは)

 この技能賞に限ってはダントツで荒川仁人選手を押したいと思います。競技の理解度、それを実行に移す力、今のジムにあって仁人は一人、数段上の力を見せています。
 ルックス、ボクシングスタイルとともに地味な仁人ではありますが、その実力は完璧な日本トップクラス。ある意味、彼に近い周りの人間程、そのボクシングの深さに気付いていないのかもしれません。生まれながらの能力に頼る事なく、それを越えてこそ初めて自分自身を確立する。仁人はそういう場所で戦っています。
 ジムの皆には来年も、彼からボクシングの深さを学んで欲しいですね!


 ■■■新鋭賞;林和希■■■


(ボクシングも人としても魅力溢れる林和希、来年は全国に台風どころか暴風の恐れあり!)

 八王子中屋の”暴れん坊将軍”こと林和希選手が今年の(ジム内)新人王となりました。
 今年の初夏にプロデビュー、ただ今2戦2勝(2初回KO)と狂おしい程のパンチ力で密かな注目を後楽園ホールで浴びました。
 自由奔放なキャラクターにしてその実、謙虚な林君、来年には真の新人王を目指しトーナメントに殴り込みをかける彼には大注目です!


 ■■■KO賞;林和希■■■


(相手も倒し、自分も(喜びで)倒れる、倒し屋だぜ林 和希!)

 *チャーリー太田(3戦3KO)

 KO賞に関しては悩んだ末に新鋭賞にもなった林和希を選びました。
 その試合自体に重みのある中で全KO勝利だったチャーリーもいたのですが、林君は全2初回KOともに印象度抜群の倒しっぷり、2試合目などは僅か3発中2発のパンチで共に相手からダウンを奪い、八王子中屋ジム最短KO記録の1R24秒をたたき出すなど、純粋に2試合で4度も人間を倒した力に対し評価しました。


 ■■■MIP(最も成長した選手);淵上誠■■■


(君の左ストレート、あれを成長と呼ばずして何と呼ぶ!来年その成長が結果になるさ!)

 *次点;チャーリー太田の日本語

 年間でもっとも成長した選手に送る賞、MIP(Most Improved Player)は淵上誠選手です。
 4月に行われた日本タイトルマッチでは、有利に試合を最後まで運びながらも無情の2−1判定負け。しかしその後、8月の復帰戦ではダウン経験のない相手を初回に倒し、最終回TKO勝利。続く10月でも2回TKO勝利と、今年の復帰戦前まで10勝中僅か2KOだったのがウソの様なパワーを見せてくれました。
 日本タイトルマッチ、敵地の敗北で彼は自分のボクシングに倒す姿勢を加えることを決意、そしてそれを見事、結果に残したのです。
 10月のTKO勝利後、帰宅時に会長が言っていました、
「何故だか今夜はいつも以上に嬉しいなぁ。」
 それはボクサーが成長して行く、そんな姿を”リングの上”で見れたからなのでしょう。


 ■■■年間最高ラウンド;チャーリー太田VS池田好治(宮田)『最強後楽園決勝』第一ラウンド■■■


(The ライトニング!パワーとタイミングの融合だ!)

 年間最高ラウンドは舞台、内容、結果と全てが完璧だったチャーリー太田選手の対池田好治(宮田)選手戦、『最強後楽園決勝』の第1ラウンドです。
 これしかないでしょう!試合内容もチャーリーというボクサーをよく体現し、僅か1R2分24秒での失神KOとなりました。
 日本タイトル挑戦権にMVPのおまけと更に賞金(!)、KO勝利も5連続、チャーリー太田への改名発表の機会と、この短い試合でチャーリーが獲得したものは多かったのですがチャーリーのは言います、
「楽に見えたかもしれない、が、楽ではなかった。」
 1回2分24秒、その短い時間に彼は、今までのボクシングキャリア、その全てを込めたのです。


 ■■■年間最高試合;淵上誠VS鈴木哲也(進光)『日本ミドル級タイトルマッチ』■■■


(選手は悪くない、そしてやはり淵上君は王者に勝っていたんだ!)

 最後の八王子中屋的、年間最高試合。それは今年4月11日に行われた淵上誠VS鈴木哲也『日本ミドル級タイトルマッチ』です。
 結果は皆さんがご存知の通り、淵上君の判定負けでした。しかし敢えてこの試合を選びたいと思います。
 もしもそこに、明らかに不等の判定があるのなら、それはとことん追求すべきことなのだと思うのです。自分たちにもそんなことがあったから、と持ちつ持たれての姿勢”だけ”では行けないのではないでしょうか。
 そうでなければ戦っている選手達が余りにも可愛そうなのです。勝っていたはずの選手が負け、負けたと思っている選手が勝たされる。どちらにとっても嬉しさなど残りません。
 選手は何も悪くはありません。試合結果が読み上げられた後、鈴木選手はすぐに淵上君に歩み寄りはっきりと言ってくれました「またやりましょう!」その彼の言葉にこの試合の真実があり、淵上君もまた救われたのです。
 しかしその後、鈴木選手”陣営”からは何の連絡もありません。 
 もう何も余計な言葉は入りませんので選手のようなはっきりとした言葉をもらいたい。
 鈴木哲也選手の”陣営”、次の試合、勝って終わったのなら、もう一度やりましょう!
 今年をスッキリと締めくくる為、最後に主張させて頂きました!


 ■■■今年最後のご挨拶■■■

 と、いうことで今年も色々とありました。

 タイトルマッチ(淵上誠)があり、来年のタイトル挑戦権を獲得した人(荒川仁人、チャーリー太田)もあり、新人王に輝いた人(野崎 雅光)もありました。来年は誰かが(出来れば全員で!)ジムに大きなものを勝ちとってくれるでしょう!

 また今年ようやく結果を出せた人(不遇の2連敗後A級昇格、山口 桂太、念願の2勝目をKOで復帰、森 道晴)。復活した人(中村 尚平太野崎 祐一郎)。その一方、機会に中々恵まれなかった人(来年こそは!丸山 伸雄)。そんな彼等は来年、ジムの底力となってくれるでしょう。

 そしてジム内では去る人(芝田もーと、大島耕平、高橋あつし)もあれば、う、動けなかった人(林崎 洋大大川内 天心)も、、、しかし新たな力もありました(林 和希)。
 そしてそれは来年にも続きます(林崎 智嘉志横田知之日下 雄太)。
 
 その他にもジム内には素晴らしいアマチュア選手、練習生が毎日汗を流してくれました。

 ジムスタッフの皆様も有り難うございました。

 今年、積み重ねたもの、それは全て来年の飛躍のため!

 皆さん来年も良いお年を!


(おーし!来年は更にガンバルぞ!)


 *諸国漫遊記

 年齢、戦績が何だっていうんだ! Budapest,Hungary(12/29UP)

 石田順裕VSユーリ・フォアマン、統一戦の可能性は? Brooklyn,NY(12/30UP)

(どすこい。)

 今月21日(土)の荒川仁人、日本タイトル前哨戦の前座で林崎智嘉志がデビュー戦をむかえる。

 青森県出身。

 ジム恒例の30の質問で、ボクシングをしていて今までで一番嬉しかったことは?との問いに「パンチがキレイに当たった時」と答えるパンチ好きな22歳だ。

 チカシ君には兄がいる。我がジムのプロボクサー、林崎洋大だ。

 お兄さんは一足先にプロとなり、今B級ボクサーとなっている。
 
 彼の後を追う様にして、かは定かではないが、きっと2人には兄弟特有のライバル心があると思われる。

 相手はこれまたデビュー戦の佐藤孝洋選手(ランド)、お互いにオーソドックスということ。

 デビュー戦は誰もがむかえる大切な一戦だ。

 デビュー後、ボクサー達が描くキャリアはさまざまだ。連勝を重ねタイトルを獲得するものもいれば、その最初の一戦でキャリアを終えるものもいる。しかしデビューで敗戦後、それを糧に大きく成長するものもいる。あっ、分けることもあるね。

 だが、そのボクサーの根本的な力が見えるのがこのデビュー戦なのだ、と聞いた。ちなみにこいつは受け売りだ。
 
 さぁ、チカシ君はどんなデビューを見せてくれるかな。

 

 *諸国漫遊記

 求む、レフェリー+3ジャッジ=一人 Budapest,Hungary(11/8UP)
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